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2010.06.30

化物語 / 西尾維新

アニメがなかなか完結してくれないものだから、原作を読んでしまいました。
これも制作側の狙いなのか?

化物語(上) (講談社BOX) 化物語(下) (講談社BOX)(amazon)

人気ライトノベル作家、西尾維新氏の小説です。彼の小説は「戯言シリーズ」を何冊か読んだことがあります。新房監督&シャフト制作のアニメがちょうどネットで最終回を迎えました。
男子高校生・阿良々木暦が、怪異とかかわりをもった少女達と出会い、問題を解決していく物語です。怪異モノ作家というと個人的には京極夏彦氏、そちらには敵いませんが、でも本作品においては、それはストーリーとして形作るための骨格であり、醍醐味はやはり主人公と少女達の漫才のような会話シーンでしょう。ツンデレで暴言を吐く同級生、丁寧語で悪口を吐く小学生、相手を褒めちぎる後輩、おとなしいが判りにくいボケをする中学生と、とにかくあらゆる角度からボケまくる少女達に、ガンガンつっこんでいく主人公との掛け合いが一番面白いです。アニメの再現性もなかなかですが、ざんねんながらカットされた部分もあるので、小説はより楽しめます。筆者も100%趣味で書いたとあとがきで語っており、そのへんがひしひしと伝わってきます。
ストーリーとしては物足りなさもありますが、何度もお気に入りの会話シーンを読み返したくなる中毒性がある小説です。

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