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2010年5月の3件の記事

2010.05.27

孤宿の人 / 宮部みゆき

宮部さんの小説です。上下巻の長編ですが、非常に面白かったです。

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宮部みゆきさんの時代小説です。厄払いのため、四国に一人たどりついた主人公の「ほう」。この藩に江戸から自分の親子を殺して流刑にされたという元勘定奉行の加賀殿が入ってくる。加賀殿は鬼や悪霊と言われ、この藩にも悪いことが起きるんじゃないかと噂されるなか、ほうの周りでも殺人や事故が次々と発生する・・・といった内容です。実際はいろいろな人や藩での思惑が錯綜するのですが、純粋で頭の悪いほうは、それを一生懸命乗り越えていきます。とにかくほうの純粋さに泣けてきます。また、女引手の宇佐や医者の井上、町役人の渡部など、魅力的なキャラクターも動き回りながら、それらの思惑に苦悩します。そのあたりの展開はまさにミステリー。舞台となる描写も見事で、漁や貝染めでにぎわう町並みが目に浮かんできます。宮部さんも苦労したようですが、藩のスケールで描写をされているというのがすごいなぁと思います。最後の展開は感動的です。ただ、あまりにも人が死んでしまうのは切ないですね・・・。

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2010.05.22

クライマーズ・ハイ / 横山秀夫

今まで気になっていた本です。面白かった。

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横山秀夫さんの小説です。1985年、群馬県の地方新聞社の記者の主人公・悠木は、突如発生した日航機墜落の事件をまとめる責任者になった。独自のスクープを狙う若手記者、過去の栄光を引きずる幹部たち、社内の派閥、各部署の思惑、遺族たちへの配慮、地方紙ならではの葛藤など、男たちが朝刊に熱い思いを乗せる。またその最中、一緒に谷川岳の難攻不落の岩を登ろうと約束した同じ新聞社の友人が植物状態になってしまう。彼の家族を通じで、自分の家族への思いが持ち上がる・・・といった内容です。とにかく毎日発行する新聞にかける男たちの思いが熱く、主人公の毎日の葛藤の連続で、読者のほうまでひしひしと伝わってきます。また、登山者がハイになる状態「クライマーズハイ」は、むしろ恐怖心を忘れ、冷静な状態になったときに動けなくなるという怖さが、そのまま新聞を毎日作っていく彼らの「ハイな状態」と重なっていきます。最後まで手に汗をにぎる展開でした。非常に面白かったです。

映画化されたのと、主人公は佐藤浩市さんというだけなんとなく覚えていたんですが、佐藤浩市さんが演じたのはテレビ版で、映画版は堤真一さんでしたね。どちらも観てみたい気がします。

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2010.05.17

5/16 live image10@東京国際フォーラム

2年ぶりにlive imageに行ってきました。今年で10周年ということで・・・あれ、一昨年は7だったから、今年は9じゃないの?
ちなみに千秋楽ということで、みんな気合が入っていたそうです。今回1階最後列というしょぼい席だったので、残念ながらそこまでは伝わってこなかったんですが。

今回は久しぶりに葉加瀬さんが復帰。おまけに他のミュージシャンのゲストとして2度も出てくる大活躍でした。逆に古澤巌さんが出なかったのは残念。でも宮本笑里さんと合わせるとバイオリン枠が・・・。難しいところです。宮本さんは数少ない女性枠でもあるわけですし。
今回のスペシャルはウクレレのジェイク・シマブクロさん。彼の演奏を観たのは二度目ですが、ウクレレ一本で熱い演奏を聞かせてくれます。今回もよかったです。
我らがゴンチチは今回はトップバッター。最初から観れるのはうれしいですが、あとはアンコールまで一度も出てこなかったのは残念でした。ゴンチチのゲスト参加も観たいんですけどね。
今回のトリはやはり葉加瀬さん。この人が演奏すると会場が一気にヒートアップしますね。

10周年で、ということもあるみたいですが、全体的には相変わらずの定番曲が多かったlive imageでした。まあわかってはいるんですけど。

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