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2010年4月の6件の記事

2010.04.30

まほろ駅前多田便利軒 / 三浦しをん

直木賞受賞作とあったので読んでみました。

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東京近郊の町、まほろ市の駅前で便利屋を営む多田、そこに高校時代の同級生、行天がいつの間にやら転がり込み、奇妙なコンビ生活が始まる・・・といったあらすじです。まほろ市はわかる人にはすぐわかる、東京都町田市がモデルですね。愚痴をこぼしながら営業姿勢を忘れない多田、それを飄々とした態度で引っ掻き回す行天の二人のコンビはなかなか味があり、探偵っぽいことをして事件に巻き込まれたりもします。いい人たち、ヤバそうな人たち、面倒そうな人たちがうずまく雑多な町の感じが面白かったです。

この作品は女性漫画誌でコミカライズされているんですね。本屋さんでコミックの表紙を見たときは彼らのイケメンぶりにびっくりしました。
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2010.04.29

蒲生邸事件 / 宮部みゆき

ひさしぶりに宮部さんの本です。かなりの長編。

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宮部みゆきさんの長編小説です。予備校受験のために東京におとずれた主人公・孝史が泊まったホテルで火災が起きた。逃げ遅れたと思ったら、突然現れた男に救われる。この男は実はタイムトラベラーで、逃げた先は昭和11年、そのホテルがあった蒲生旧陸軍大将の屋敷だった。ちょうどそのとき、かの2・26事件が勃発し、蒲生氏は自決をするのだが・・・というのがあらすじです。昭和11年に実際に起こった2・26事件に、タイムトラベルものをかけあわせたストーリーになっています。蒲生氏は架空の人物ですが、蒲生邸は実際にあったのではないかと思われるようなリアルな描写です。この作品は日本SF大賞を受賞されていて、またミステリー要素もあって面白かったです。

ただあまりダイナミックな内容ではないのが、個人的にはちょっと物足りない感じではあります。また、登場人物にあまり感情移入ができませんでした。そもそもタイムトラベルを体験した人間なんていないので、感情移入なんて簡単にできるわけないんですよね。そういう意味で、これを読んでタイムトラベラー小説ってのは改めて難しいなと思いました。

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2010.04.26

everywhere / 坂本真綾

声優・坂本真綾さんのCDデビュー15周年記念ベストアルバムです。

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坂本真綾さんは結構昔から歌ってるよなーという程度の認識だったのですが、「天空のエスカフローネ」って96年の作品なんですね。そんな感じで昔から気にはなっていましたが、坂本さんのCDを買ったのは今回が初めてです。過去のアニメのOP、ED曲もたくさん含まれているので、アニメファンなら楽しめると思います。

15周年で今年で30歳になられるということで、ファーストシングルの「約束はいらない」はさすがに今とちょっと声が違うなぁと思いますが、それ以外はあまり違いは感じませんね。さすが声優さんといったところなんでしょうか。透明感があるけどはっきりした声ですね。
坂本さんといえば、やはり楽曲提供は菅野よう子さんですな。このアルバムも3分の2は菅野さんの作曲です。菅野さんの曲は歌いにくそうな曲が多いなぁ・・・。でもどの曲も、歌詞も曲も一級品。それを歌いきる坂本さんもすごいと思います。

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2010.04.25

町長選挙 / 奥田英朗

精神科医・伊良部シリーズの最新刊です。

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子供のような振る舞いで患者をあきれさせるトンデモ精神科医・伊良部が活躍する短編集の最新刊です。既刊のレビューはこちら

今回は4つの短編が掲載されています。1つ目は某球団会長のお話、2つ目は某IT企業元社長のお話、3つ目はアンチエイジングにはげむ女優のお話。ここまでは、明らかに誰がモデルだかわかってしまうような判りやすいストーリーで、そのぶんちょっと単調な感じ。4つ目は、都会から出向された公務員が、出向先の小島で行われる町長選挙に巻きこまれるお話です。これがベタな話なんですが、そこに赴任してきた伊良部が入ってきて引っ掻き回してくれます。正直、精神科とは関係ない内容ですが、今までとは違った展開でなかなか痛快で面白い話でした。

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2010.04.06

朧村正

任天堂の「みんなのおすすめセレクション」で廉価版が発売されたタイトルです。オリジナルの発売当初から純和風の綺麗なグラフィックで、個人的にも気になっていたゲームでしたが、今回の廉価版で買ってみました。予想以上に面白かったです。さすが「みんなのおすすめ」のことはある。

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ゲームのジャンルはアクションRPG。私は純粋なアクションゲームだと思い込んでいたので、育成要素やストーリーは蛇足じゃないかなぁとちょっと不安でしたが、杞憂でした。

ゲームの最初に二人の主人公を選ぶと、同じマップですがそれぞれに違ったストーリーが展開されていきます。セーブしてリセットすれば、二人の主人公は並行して進められます。ゲーム自体はバッタバッタと敵をなぎ倒すチャンバラアクションゲームという感じ。とりあえずボタン連打していれば何とかなるので、この爽快感はコーエーの無双シリーズに近いものがあります。グラフィックは2Dとしては最高峰。鳥肌が立つほどの美しさで、日本の自然や四季を表現しています。カメラレンズで撮っているようなエフェクトも面白いです。正直期待してなかったストーリーも、なかなか切なくていい感じです。系統図を元に刀を集めるというやりこみ要素もあります。全キャラフルボイスだったり、食べ物のシーンが妙に凝っていたりするのも面白いですね。

唯一、難点があるといえばストーリーが一本道というところでしょうか。基本的に「ザコを倒しながら目的地に移動→強制会話→ボス戦」の繰り返しで、ゲーム自体とストーリー展開が分離しちゃっているような印象を受けました。まあ、アクションRPGはだいたいそんなものかも知れませんけどね。

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2010.04.02

ぶーぶーかかぶー

パロディマンガ多いなー、オレ。

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「にょろーんちゅるやさん」に続く、えれっと氏制作の同人4コママンガの商業化、今回はらき☆すたのパロディです。コンプエース連載分と同人誌が掲載されています。

かがみ×モノクロブー=かがぶーという、もう「思いついただけで勝ち」みたいなキャラで、ゆるい4コマが展開されます。ぶっちゃけ、元ネタのらき☆すたはアニメで見た程度でしか知りませんが、十分面白かったです。ひっくり返ると自分で元に戻れないかかぶー可愛いわぁ。なんか癒されます。鼻押してぶーと鳴らせたい。

ところでこのマンガ、モノクロブー版権元のサンエックス的にはどうなんでしょうか?特にコピーライトなかったけど・・・。

こちらは限定版のフィギュア付き。
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