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2010.03.21

マイケル・ジャクソン / 西寺郷太

思いのほか面白かったです。

マイケル・ジャクソン (講談社現代新書)(amazon)

昨年急死したマイケル・ジャクソンの生誕から少年期のジャクソン・ファイブ、人気絶頂期の80年代、少年虐待容疑に巻き込まれる90年~00年代、そして復活コンサートTHIS IS ITまでの波乱に満ちた生涯をつづった本です。著者はマイケル・ジャクソン研究家、というか、個人的にはノーナ・リーブスのボーカルの西寺郷太氏。ノーナ・リーブスは80年代アメリカンポップスに強く影響されたバンドで、デビューから2~3年くらいは私も好きでよく聴いてました。一度ライブにも行った事あります。最近はマイケル研究家としてよくマスコミに露出するようになって、びっくりしました。

この本は、関係者のインタビュー記事や筆者自身の取材を元に、ジャクソン・ファイブでとにかく物心つくころからプロ根性を叩き込まれ、普通の少年時代を過ごすことなくキングオブポップにまで駆け上がってきたマイケルの生活環境、人間関係などがよく検証されています。そして彼をどん底に落としてしまった少年虐待疑惑についても、詳細に検証しています。私自身このあたりは誤解の多いところだったので、非常に興味深く読めました。あとマイケルだけでなく、80年代にヒットを飛ばしてきたアメリカミュージシャンが、90年以降ばたっと人気がなくなってしまった現象についても書かれていて、なるほどと思いました。この辺は日本の芸能界にもつながるところだと思います。最後にTHIS IS ITツアーの舞台裏などについても、関係者のインタビューなど、短期間でよく取材されてます。

個人的には、西寺氏自身の文才にも驚きました。もっとゆっくり読もうと思っていたんですが、内容が面白くて一気に読んでしまいました。インタビュー記事の張り合わせだけでなく、彼の私見、想像などもうまくブレンドされているのがよかったです。

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