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2008.07.29

スカイ・クロラ/森博嗣

押井守監督によるアニメ映画が今週末公開される原作を読んでみました。

スカイ・クロラ (中公文庫)(amazon)

原作者の森博嗣さんは人気作家ですが、私は今まで読んだことがありませんでした。なんというか、ちょっとラノベ臭さのあるタイトルが好きじゃなかったんですよね。今回も、押井さんが映画化する原作ってどんなのだろうと見てみたら森さんの作品だった、というわけで。

ストーリーは映画の予告編を見てもらったほうが早いですね。横着でスミマセン。

小説は基本的に主人公の一人称で書かれていて、この世界についての説明はほとんど出てきません(わざわざするほうが変)。主人公は変に大人ぶった少年で、戦闘機のパイロットで、どこかと戦争をしている、ということくらいしかわかりません。キルドレのことも断片的にしか語られないので、ただ当たり前に戦闘機に乗って、基地で生活しているだけの主人公ですが、どこかミステリアスな印象を受けます。読み進めていくうちに、この世界の異常さに読者が気づいていくわけです。そういう意味では、映画の予告編はかなりネタバレ感があって残念な気がします。

読んでいて妙な既知感があったのですが、なんかそっけない主人公が村上春樹氏の小説に近い感じがします。面白かったです。映画を観に行くかどうかはまだ決めてませんが、戦闘機のドッグファイトのシーンを読んで、「コレ押井さん好きそうだな」と思いました。アサヒコムに押井さんのインタビュー記事が載っていますが、「モチベーション維持のためにも飛行機を描きたかった」っていうのは正直な言葉だと思います。

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