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2008.03.22

鉄鼠の檻/京極夏彦

京極夏彦さんの「京極堂シリーズ」の第4弾です。レビューのペースが速いですが。

文庫版 鉄鼠の檻 (講談社文庫)(amazon)

箱根の山奥にある出所不明の謎の寺、明慧寺。そこで起こる僧侶の連続殺害事件が舞台です。京極堂が例の口調で、どう坊主を言い込めるのかが見もの・・・と思いきや、実は今回京極堂は早々に白旗です(理由はここには書きませんが)。しかし相変わらずの情報量。巻末の解説を読んでなるほどと思いましたが、仏教の歴史、そして「禅」とは何かを知るためのガイドブック(って書くと俗っぽいですが)としては、これほどのものはないんじゃないでしょうか。倫社と日本史と古典を習っているような感じですが、これほど面白い教科書もないでしょう。

ただ、個人的に、事件自体の顛末についてはそれほど感心しませんでした。ミステリーとしては、もうちょっとどんでん返しが欲しかったです。

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