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2007.07.14

海辺のカフカ/村上春樹

村上春樹氏の長編小説です。デビュー当時の三部作を読んだあと、最近の作品も読んでみたくなり、これを選びました。なんでも世界的なロングセラーになった作品だそうで、世界で認められる日本発の小説ってどんなんだろうと、興味もありました。

海辺のカフカ (上) 海辺のカフカ (下)(amazon)

ストーリーは、15歳で東京都中野にある家から家出した少年、田村カフカ(偽名)と、子供の頃の事故で知恵遅れになり、代わりに猫と話しが出来るようになった、これまた中野にすむ老人、ナカタさんの二人のお話が、交互に語られていきます。田村少年とナカタさんはそれぞれ別行動で、同じ中野から四国の高松に向かいます。田村少年の話は1人称で、現実的ですが哲学的に、とても15歳の少年とは思えないほど大人びた少年として語られていきます。対するナカタ老人は3人称で、ファンタジックに語られていきます。元々何の関係もない二人ですが、話は次第にリンクしていきます。まあそうでないと物語として面白くないのですが。

読んでいる間は、田村少年とナカタ老人のそれぞれの行動の先が知りたくて、どんどん引き込まれていきます。最終的に二人がどうなるかはネタバレになるので書きませんが、思ったよりあっさりとした終わりかただなぁと感じました。もっとドラマチックな感じになるかと思ってました。でも、面白かったです。上下2巻の長編ですが、無理なく最後まで読めました。

ファンタジックな展開も多いので、中学生くらいでも楽しめる内容ですが(実際主人公がそうですから)、途中かなり残虐なシーンがあったり、セックスシーンもあったりするので、ちょっとキツイですかね。ただ、自分がもっと多感な年齢のときにこれを読んだら、感じ方はもっと違うんだろうなぁと思いました。そういう想像力とか感性とかがある程度必要な作品だと思いました。


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