フリーズする脳/築山節
いつも巡回している中村正三郎さんのBlogで知った本です。中村さんの紹介記事を読んで、あまりにも身に覚えがありまくりなので、これは買って読まねば!と思いました。
若い人から働き盛りの人で、「人の話が理解できない」「話をしている最中に頭が真っ白になる」「人の名前を思い出せない」「気が付くと仕事中にぼーっとして仕事が進まない」といった人が増えているそうで、これは要するにボケの予備軍みたいなもんなんだそうです。なぜこういう状態になるのかというと、いろいろ要因はあるのですが、特に自分でハッとしたのは、一日中パソコンに向かい合っている仕事の人、四六時中ヘッドホンで音楽を聞いている人、です。
本によると、人間の脳は刺激を与えることで回転が上がった状態になるのですが、潜在的に怠けたがる性質を持っているので、仕事をパターン化してしまったり、刺激を遮断してしまったりして、なるべく脳への刺激が少なくなるように傾いてしまうそうなんです。加えて、書くのも話すのも調べるのも全てパソコンやネットに頼ることで、自分で考えて行動することもなくなってしまうそうです。そうなると、どんどん考える力が弱くなって、いざというときに頭が真っ白になるそうです。いやこれめちゃくちゃ身に覚えがありますよ。やばいなぁ。
この本では、そういう人のための簡単なリハビリ方法みたいなことも書いてあります。要するに脳に刺激を与えてやればいいんですね。脳トレなんてものではなくて、本を音読したり、散歩に行ったりなどという些細なものです。ただ、今までやってないことをすることで、脳が活性化するということみたいです。
私もボケは怖いので(というかボケることで周りに迷惑をかけるのがイヤなので)、今のうちに気をつけたいと思います。
| 固定リンク
コメント