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2006.03.17

誰か/宮部みゆき

久しぶりに宮部さんの現代小説を読みました。やはり宮部さんの小説は面白い。

一代で財を築いた会長の専属運転手が自転車に跳ねられ、頭を打って死亡した。その専属運転手の残された娘たちが、まだ未成年と思われる犯人に訴えるために、父についての本を書きたいと会長に話し、会長の娘と結婚し、今は会社の広報にいる主人公が、その話を引き受けて・・・といったあらすじです。

その運転手の娘の話から、どうやら娘の父には暗い過去があるらしく、彼の周辺を調査していくうちに、話しが変わっていきます。最初の2/3はこの調査がほとんどで、伏線ばかりで話が進まないので、正直じれったいのですが、最後の1/3で急展開し、ページをめくる手がとめられないほど引き込まれます。

ストーリー自体はサスペンスもスキャンダルもあまりないのですが、それが逆に日常に潜む陰として目立つようになっています。誰でも持っている暗い過去、人はみなその過去を引きずって生きているんですよね・・・。たぶん自分も。

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