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2004.08.14

四日間の奇蹟/浅倉卓弥

四日間の奇蹟(amazon)

コンプリートしました。

最近宮部さんや京極さんの本しか読んでなかったので、なんかいい本ないかなぁと思って、本屋で出会ったのがこの本。「このミステリーがすごい!」第一回大賞作品だそうで。主催が宝島なので、かなり怪しそうだったのですが、気になったので読んでみる事にしました。

あらすじは、海外で不慮の事故により将来を閉ざされた天才ピアニストと、その事故で生き残った、脳に障害を持つ少女。少女は知恵遅れであったが、一度聞いたピアノの曲を完璧に再現する能力を持っていた。そして、ピアノが弾けなくなった元ピアニストは父親代わりになって、この少女を連れて人前でピアノを弾かせるという、慰問のようなことをやっていた。そんなときに慰問先に行った山奥の診療所で、奇跡が起きる・・・といった感じです。

はっきり言って、「ミステリーがすごい!」という言葉に期待すると、期待外れになると思います。別に人が死ぬわけではないし、事件の謎解きをするわけではありません。正直にいえば、この話はミステリーというよりは、ファンタジーです。ただ、話の中に散りばめられた数々の伏線が最後にまとまるという点では、ミステリーなのかも知れません。この話は感動巨編です。そして、命の大切さ、心のあり方などについて考えさせられます。

難点をいえば、前置きがちょっと長過ぎることと、途中の展開としては、どこかであるような話であることです。でも、予想以上に面白かったです。次にどんな話を書くのか、読んでみたいです。

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ピアノマンのことを前の日記に書いた。そして、16日の日記では「午後の磔刑」(花村萬月)を紹介した。どうやらこの世は「奇蹟」を期待しているらしい。それだけ現実が殺伐としているということなのか?浅倉卓弥の「四日間の奇蹟」は、まさに奇蹟の作品だ。「このミステ...... [続きを読む]

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受信: 2006.02.14 23:31

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