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2004.05.27

投資戦略の発想法/木村剛

投資戦略の発想法―ゆっくり確実に金持ちになろう(amazon)

読み終わりました。「週刊!木村剛」のキムタケさんの本です。

読み始める前は、正直普通の投資本だと思っていました。そもそも投資なんて全然良く知らないので、敷居の高い分野なのですが、読み始めていきなり出てきた内容が「節約しなさい」とか「家計簿をつけなさい」だったので、びっくりしました。この本の前半の概略はこうです。

「まず、投資なんて考える前に、自分の身に何が起きても2年間は自分や家族が生きていけるだけの貯蓄をしろ。それを把握するためにも家計簿を付けろ。短期投資なんて考える前に、まずは節約しろ。そして給与を上げるためにも真面目に仕事しろ。全てはそこから。」

これだけを見るとやたらと道徳的ですが、この本は、これらのことが短期投資よりどれだけ効果的かが、過去の数字などを使って、とても理論的に書かれています。なので、いやでも納得してしまいます。ただ、「マイホームより借家」という考え方は、理論的には分かっていても、さすがに同意というわけにはいきませんね。

後半は、長期的に投資することの優位性について説き、トラブルやリスクに負けない長期投資の方法が書かれています。ここの部分は「投資情報に踊らされている人」向きで、それらに疎い私にとっては、難解な部分もありました。ただ、「小ざかしいものより、シンプルな金融商品を買え」というのは分かりやすかったです。この本が一番進めているのが国内株式ですが、株式の選び方としてなるほどと思ったのは、「自分が転勤してみたい会社の株を買え」というところでした。

この本を読んだ私の感想は、「投資本の皮を被った人生の指南書」です。博打的な短期投資にハマる前にすべきことを教えてくれます。それも理論的に。数字に踊らされやすい人ほど、この本は救いになるでしょう。

難点といえば、前半があまりに道徳的なので、後半の実際の運用の説明がちょっと嘘っぽく感じでしまったことでしょうか。あと、この本はもう3年も前の本です。普遍的なことも多く書かれていますが、ぜひ改訂版を出してほしいです。そのときには、本の名前を変えたほうがいいかもしれません。本の内容は万人向きですが、本のタイトルは人を選ぶ気がします。

p.s.
そうそう、土曜日ニフティの「BB Festa」に行こうかと思ってます。そしたら本にサインもらえませんか?>キムタケさん

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